2016年7月19日火曜日

嘘が必要な世界

ミャンマー人を面接したり、雇用してみるとわかるのですが、
とにかく「言い訳」が多いと感じます。

でも「言い訳」と表現するより、むしろ「嘘」が正しいのかもしれません。

例えば、ある日本企業は、「日本語の語学力を母国で生かしたい」と
前向きなミャンマー人を日本で面接し、ミャンマーの現地で働いて
もらうため、準備を整え入社日を待っていました。

ところが、そのミャンマー人は日本での仕事の継続が決まり、
入社数日前にあっさりと断りを入れて来ました。

実は、もともと母国で仕事をするつもりはなかったのです。

なぜ日本で働くことにこだわるのかというと、
日本円として外貨を得るほうが、ミャンマーで働くよりも
実入りがよいからです。

ミャンマーでは家族が揃って暮らしていて、
その家計を支える稼ぎ頭となるこうしたミャンマー人は、
何としてでも高待遇の仕事に就き、日本に留まりたいのが本音です。

ミャンマーでは経済的に裕福になるために、
嘘が必要な社会なのかもしれません。

つづく…

2016年7月11日月曜日

安くてお得は絶対に確認しよう

日本では、100円ショップや、スーパーマーケット、
ユニクロなどで、安くて実用的なものが簡単に手に入ります。

クオリティも、消費者が納得できるレベルで、
私たち日本人は「安くてお得」なものに囲まれています。

ところが、ミャンマーに「安くてお得」なモノや
サービスがあるかと問われたら、答えはNOです。

例えば、医療設備の整った総合病院で受診すると、
1回の診察でミャンマー人の平均月収の半分以上も請求されます。

ですから、多くの人は安価な診察代で、診察も薬の処方もしてくれる、
街中の小さなクリニックに行きます。

でも、このクリニックで処方された薬を飲んで、
具合がよけいに悪くなったとか、同じ治療をうけていても、
治る人と悪化する人がいるという話も聞きます。

安価な医療貢献をしていても、処方薬の効果の差が
激しいクリニックなんて、日本では考えられないでしょう。

ミャンマーだけでなく、経済的に発展していない国に
「安くてお得」の概念を持ち込むのは無謀です。

やはり、高額だけど品質が保証されたものを
選択するのが賢明でしょう。

つづく・・・

2016年7月4日月曜日

見積もりは「仕事を引き受けた」サイン

日本では、見積もり依頼はあくまでも見積もり。
これで受注決定とは思いません。依頼する方も、
依頼される方も「相見積もり」が当たり前という前提です。

ところが、ミャンマー人は「見積もり=正式依頼」、
つまり受注決定と認識しています。

ですから、どうしても相見積もりが必要なときは、
書面で求めたりせずに口頭ベースにとどめましょう。

そして教えてもらった後、仕事を依頼しない場合は、
相手の感情を傷つけない断りの理由も必要です。

ミャンマー人は人との関わりを大切にしますから、
相手に配慮し、感謝の気持ちを示し続けることで、
ミャンマー社会のなかで、信頼を高めていくことにつながります。

こうして築いていく人間関係のなかで、いつかビジネスで
助けてくれる人が現れるかもしれません。

ミャンマー人が特に大切にする人間関係こそ、
海外ビジネスを展開するための最大の情報源で、
財産になります。

つづく‥‥